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ペットにタイマーで餌をあげるフィーダーを自作してみた

日帰り旅行で帰りが遅くなる時など「ペットの餌やりをどうしよう?」ってなりますよね。

そんな時に役に立つ、タイマーでペットに自動で餌をあげる「餌自動フィーダー」を自作してみました。夏休みの自由研究などにもおススメです。

完成イメージ図

用意するもの

制御基板Arduino UNO
モータドライバSU-1201(株式会社イーケイジャパン)
モータMG-12V-1:380(Olimex LTD)

シャッタ制御部をつくる

まずは一番重要なシャッタをタイマーで開閉する制御部分を作ります

モータドライバ(SU-1201)
制御基板(Arduino UNO)

まずはじめに制御基板とモータドライバをドッキングします。

・ArduinoのDIGITAL 0番ピンとモータドライバ基板のJ2-0 番ピンの位置
・ArduinoのANALOG A5番ピンとモータドライバ基板のJ4-A5 番ピンの位置
が合うようにして、しっかりと奥まで差し込みます。

プログラミングをするための、Arduinoの開発環境「Arduino SDK」をインストールします。
参考サイト:https://www.kkaneko.jp/tools/win/arduinoide.html

COMポートの指定

Arduino SDKを立ち上げて、COMポートを指定します。
ArduinoとPCをUSBケーブルで接続すると、該当するCOMポート番号に(Arduino UNO)が表示されるので、それを選択します。

Arduinoタイプの指定

ArduinoのタイプをTools -> Boad: > ●Arduino AVR Boards > から、「Arduino UNO」を選択してください

サンプルプログラムの実行

以下のサンプルコードを実行し、開発環境が構築できていることを確認します

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  pinMode(8, OUTPUT);
  pinMode(12, OUTPUT);
}

void loop() 
{
  // put your main code here, to run repeatedly:
  digitalWrite(8, HIGH);
  digitalWrite(12, LOW);
  delay(1000);
  digitalWrite(8, LOW);
  digitalWrite(12, HIGH);
  delay(1000);
}

Upload(右矢印マーク)ボタンを押して、プログラムを転送・実行します。

モータドライバ基板の2つのLEDが赤く1秒ずつ交互に点灯したらOKです。

実際にモータを動かしてみる

下記のコードを入力すると、モータが正転(1秒)⇒停止(1秒)⇒逆転(1秒)⇒停止(1秒)と動作します。

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  pinMode(4, OUTPUT);
  pinMode(5, OUTPUT);
  pinMode(9, OUTPUT);
  pinMode(6, OUTPUT);
  pinMode(7, OUTPUT);
  pinMode(10, OUTPUT);
}

void loop() 
{
  // put your main code here, to run repeatedly:
  analogWrite(9, 160); //回転スピードの設定
  digitalWrite(4, LOW); //回転方向の設定
  digitalWrite(5, HIGH);
  delay(1000);

  analogWrite(9, 0); //回転スピードの設定
  delay(1000);

  analogWrite(9, 160); //回転スピードの設定
  digitalWrite(4, HIGH); //回転方向の設定
  digitalWrite(5, LOW);
  delay(1000);

  analogWrite(9, 0); //回転スピードの設定
  delay(1000);
}

次にタイマーを入れます

  analogWrite(9, 0); //回転スピードの設定
  delay(3600000); //設定したいタイマー値 [ms]

このコードを14行目の前に入れれば、タイマーが作動します。delayの()に入る数字がミリ秒単位のタイマー値なので、目的に合わせて数値を入れてください。

1時間なら、60×60×1,000で3,600,000となります。

装置を作る

百均で以下の材料を購入

段ボールなどで各パーツを作り、組み立て

・土台(フレーム)は、百均で購入した木を木工用ボンドで接着

・餌を入れるホッパは、トイレットペーパーの芯がぴったりだったので、それを段ボールにはめて使用

・滑り台の部分はプラダンを折り曲げて固定して使用

完成した装置の外観